英語勉強中の高校生レイちゃん、そして同じように英語をがんばってるみなさん。
今回は、意外と知らない!英語の「-(ハイフン)」の役割についての質問にお答えしていきます。

こんにちは。えいご教室 Open Sesame です。
ホームページへお越しくださり、ありがとうございます。
このコーナーは、英語学習中の高校生レイちゃんから、いろんな英語の疑問についてお答えするコーナーです。
読んでくださっている皆さんにも参考になったりお役に立てると嬉しいです。
さて、今日はこんな質問が届きました。



Two-thirty とか、Two forty-five とか
時間を表すときにハイフン(-)を使うことがありますよね?
他にも、20 years old とか、20 year-old とか。
このハイフンの意味は何ですか?
なにがどう変わるんですか?
どうやって使うんですか?
レイちゃん、ナイス質問〜!
実はここ、英語学習者がよくつまずくポイントなんです。
結論から言うと…
形 | ハイフンの有無 | 使い方の違い |
---|---|---|
a 20-year-old girl | ハイフンあり | 形容詞として「20歳の〜」と名詞(girl)を説明 |
She is 20 years old. | ハイフンなし | 「彼女は20歳です」と説明する文 |
この2つ、意味はほぼ同じだけど文の中での使い方がちがうんですよ。
どうしてハイフンを使うの?
英語では、複数の言葉を1つの意味のカタマリ(形容詞)として使いたいときに、ハイフン(-)でつなげるルールがあるんです。
たとえば…
a 10-minute break(10分間の休憩)
→ 「10」と「minute」をつなげて、「10分の」という1つの形容詞にしてる。
a 5-year-old boy(5歳の男の子)
→ 「5年の年齢を持つ」=「5歳の」って意味になる。
ここで大事なのは、
「数字+単位(minute, yearなど)+名詞」が並んだら、ハイフンでくっつけて、
形容詞にしてから名詞の前に置く!
よくある間違いに注意!
× a 10 minutes break
× a 5 years old boy
これ、ぜんぶ日本語っぽく考えるとやっちゃいがち。
でも英語ではNG⚠️なんです。
形容詞として使いたいなら、複数形にしない(minute, yearに”s”つけない)し、ハイフンでつなぐのが正解!
時間を表すときもハイフンって使う?
こんな風に時間を表すときにもよく見ますよね!
two-thirty(2時半)
ten-fifteen(10時15分)
これは、「two」と「thirty」をくっつけてひとつの時間の言葉にしてるってことなんです。
ちなみに:
2:30(数字)で書くときはハイフンなし。
two-thirty(文字で書く)ときは、意味をはっきりさせるためにハイフンを入れる。
覚えやすいポイントまとめ
パターン | 正しい例 | ハイフンの理由 |
---|---|---|
数+単位+名詞 | a 10-minute break | 「10分の」休憩 →形容詞になる |
数+単位+「old」+名詞 | a 5-year-old boy | 「5歳の」男の子 →形容詞になる |
状態の説明(文末) | She is 5 years old. | 文の一部だからハイフンいらない |
時間(文字で) | two-thirty | ひとまとまりの語になるから |
最後に
英語のハイフンって、最初はややこしく見えますよね。
だけど「あ、このカタマリで1個の意味を作ってるんだな」って思えたら、だんだん感覚でわかるようになってきますよ。
英語って、意味がブレないように、ちゃんと「つなぐサイン」をつけてるんですよね。
日本語にはない文化だからこそ、ちょっとずつ慣れていきましょうね。
クイズ!
次の文、正しいのはどっちでしょう?
- She gave me a five minutes break.
- She gave me a five-minute break.
答えは……
2番!five-minute break が正解♪
質問や「これも分かんない〜!」ってポイントがあったら、いつでも聞いてくださいね。
参考になれば嬉しいです。